施設においては、まず最初に医師の指導・指示がないと理学療法を施行できません。医師の指示がおりたらさっそく、その患者さんに合ったプログラムを考え運動療法開始です!
●運動療法: |
運動を通じて関節の動きを滑らかにし、筋力を付けたり、姿勢の矯正を行うことで、歩行動作などの基本的な運動能力を高めます。 |
たとえば、ギプス固定をしていた骨折の患者さんに対しては、ギプス固定中、足や腕が固定されていたわけですから、ギプスをのけても筋肉の萎縮などで腕が細くなっていたり急に動かせなくなっています。そこで、PTがその部位を他動的あるいは一緒に動かす練習をして、動きをなめらかにあるいは萎縮した筋肉の筋力を付けるように促し、骨折する前の状態に戻すことをします。
骨折以外にも脱臼、五十肩、靱帯損傷、健断裂、腰痛症、椎間板ヘルニア、脊椎椎体圧迫骨折、など様々な整形外科的疾患。
また糖尿病、肥満といった代謝系疾患などの患者さんにたいしては、食事療法とともに有酸素運動等の運動療法の指導もおこなっています。
他に、中枢神経疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・脊髄損傷・脳性麻痺・パーキンソン病・失調症などなど)や呼吸機能の障害をもたらす疾患、などなど
(ここに紹介した物はごく一部です)
|
●物理療法: |
|
温熱、水治療、光線、電気刺激など物理療法機器を駆使し、痛みや炎症を押さえます。
|
|